PROJECT

TTP 東京事務所移転プロジェクト

PROJECT

TTP 東京事務所移転プロジェクト


移転をきっかけに『自分たちの働き方を見直そう!』と始まったプロジェクト。
チームで働く仕事だからこそ、互いの違いを理解し、相手を思いやり、共創していく環境を創りたい。
その環境のために大事なことはコミュニケーション。チーム内で完結するコミュニケーションだけでなく、意匠・構造・設備を横断し
上司部下の上下関係を縦断する、チームやプロジェクトの垣根を超えたタテヨコナナメのコミュニケーションオフィス。

ふらっとオフィス イメージ写真 ふらっとオフィス spイメージ写真

ふらっとオフィス


組織設計事務所というチームで働く仕事だからこそ
フラットなコミュニケーションが
ふらっと立ち寄った先で生まれる
タテヨコナナメのコミュニケーションオフィス
『ふらっとオフィス』

ふらっとオフィス spイメージ写真

MEMBER

プロジェクトメンバー


森本 純平金子 耕太中山 大輔高師 瑞貴新藤 有紗西村 優 勝矢 元文鈴木 佐暉子渡邊 篤大霜 翔太佐藤 享佑岡本 侑佳

勝矢 元文鈴木 佐暉子渡邊 篤大霜 翔太佐藤 享佑岡本 侑佳

内藤建築事務所での働き方 イメージ写真

後列森本 純平 / 金子 耕太 / 中山 大輔 / 高師 瑞貴 / 新藤 有紗

前列勝矢 元文 / 鈴木 佐暉子 / 渡邊 篤 / 大霜 翔太 / 佐藤 享佑

若手が主体となった移転プロジェクトと
お聞きしましたが、いかがでしたか?

高師会社から「移転プロジェクトは若手主体で」という指示をもらい、20代~30代の社員を中心にチームを編成しました。これから自分たちが働いていくオフィスであるという自覚を持ってプロジェクトに取り組むことができました。

新藤案の最終決定とコストの判断は所長を中心とした事務局に委ねましたが、それ以外の大部分はプロジェクトチームに任され、大きな責任を感じながら、やりがいのあるプロジェクトでした。

森本細かいディテールやコストの知識・経験が足りないため、まずはビジュアルを提示し、視覚的にイメージを共有することを心がけました。学生時代から得意だった3Dの技術をすぐに発揮することができ、チーム内でスピーディーに意思決定ができたのではないかと思っています。

フリーアドレスとした経緯と、
どのような準備をしましたか?

金子京都本社をはじめ、社内は全て固定席運用でした。仮に移転後も同様の固定席とした場合、早々にスペース不足となることがわかり、なるべく柔軟な対応とスペースの有効活用を考慮しフリーアドレスを検討しました。

鈴木私自身、本当にフリーアドレスが働きやすいのか半信半疑でした。そのため、プロジェクト開始後すぐに移転前の旧事務所でフリーアドレスを一部試験運用しました。結果として、フリーアドレスが予想以上に快適だったことから、確信をもってフリーアドレスの提案ができたと思っています。

佐藤課題は『執務スペースの座席数の設定』でした。外出や現場監理など必ず100%出社ではなかったため、1ヶ月間在社率の調査を行い検討を重ねました。調査結果と今後の社員数の増員を考慮しても、現社員数の『8割程度』の座席数があれば、オフィスとして十分運用可能と判断し、座席数を決めました。

岡本働きやすい空間を目指して、ハード面だけではなくソフト面でも検討しました。ストレスフリーのウェブ会議システムや代表電話から個人携帯電話への移行、徹底したペーパーレス化などを同時に進めていきました。

フリーアドレス イメージ写真
フリーアドレス イメージ写真
フリーアドレス イメージ写真
フリーアドレス イメージ写真

ゾーニングやインテリアデザインについての
考えを教えてください。

渡邊まずはじめに、社長室や会議室、プリンタールーム、倉庫など、執務空間以外の必要諸室とその広さを設定しました。部屋の必要条件を整理した後、オフィスレイアウトコンペを実施、計4案を事務局にプレゼンテーションしました。最優秀案の決め手は、いかに偶発的なコミュニケーションが生まれるかと、執務空間に向けて3方向から自然採光が確保できる点でした。

勝矢その後、決定したレイアウト案を基にインテリアデザインコンペを行いました。プロジェクトチームを2つに分け、具体的な家具配置や社員の動線、内装イメージ、休憩スペースの使い方などをまとめ、再び事務局にプレゼンテーションを行いました。インテリアデザインを決めるにあたり、事前の席数調査やフリーアドレスの試験運用がとても役立ちました。

西村『つどい』については、人が自然と立ち寄りたくなるような場所にしたくて、当初から具体的なイメージがありました。製作家具等が中々予算に合わず、何度も形状の変更をし、心が折れそうになりましたが、最終的には東京事務所を象徴するコミュニケーションの場を創ることができたと思っています。

大霜受付の『おもてなし』エリアは、内藤建築事務所の本社がある“京都らしさ”を表現したいと考えていました。木組の格子をイメージし、20mm角のスチールパイプで立体的に構成した展示棚に東京事務所の作品を展示し、来客の方への情報発信スペースとしました。

オフィス図 イメージ写真

ふれあい広場

プレゼンテーションや設計デザインレビュー、社内講習会など、より良い設計を実現するためのブレインストーミングエリア。時には所員の絆を育む場として利用。

ふれあい広場 イメージ写真

つどい

新刊の雑誌や情報があつまり、所員同士の交流が生まれるコミュニケーションエリア。何気ない会話から、新たなアイデアが生まれる。

つどい イメージ写真
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おもてなし イメージ写真

おもてなし

東京事務所の作品を展示する受付の空間。
上品で温かみのある真鍮の格子デザインにより、本社のある京都らしさを表現。

執務スペース イメージ写真

執務スペース

フリーアドレスにより、常に整理された執務スペース。
自然光が差し込み、視線の先に緑が写りこむことで、働きやすさを向上。

【START】プロジェクトメンバー発足

【1ヶ月目】オフィスレイアウトコンペ実施

オフィスレイアウトコンペ実施 イメージ写真

賑わいと静けさのグラデーションによるレイアウト。室の長さを活かし、明確な軸を作らないことで、何気ないコミュニケーションを誘発。

オフィスレイアウトコンペ実施 イメージ写真

軸を決めない動線計画により、コミュニケーションを誘発させる案。各所に散りばめたふらっとカウンターにより、何気ない会話を生み出す。

オフィスレイアウトコンペ実施 イメージ写真

様々なワークエリアを計画し、その日の仕事内容よって、働く環境を選択できるレイアウト。ハイパフォーマンスを生み出す職場環境を実現。

オフィスレイアウトコンペ実施 イメージ写真

コミュニケーションの強弱を考えたレイアウト。セミパブリックとプライベートにより設計事務所ならではの交流を実現。

【2ヶ月目】インテリアコンペ実施

インテリアコンペ実施 イメージ写真

『NAITO FOREST ~共生の森~』

共に働くことは共に生きること。家族よりも長い時間を共に過ごす仲間との場所。優しさと思いやりの森をひろげていく。共に生きる仲間と一緒に。

インテリアコンペ実施 イメージ写真

『ハレ「非日常」とケ「日常」』

「協同」「対話」「タテヨコナナメのコミュニケ―ション」を誘発する仕掛け。
日本的な風景を切り取ることで、日本人特有の「共同体」意識を持ち、共に創り上げるて行くことができるオフィス空間。

【3~5ヶ月目】内装・什器・備品選定

内装・什器・備品選定 イメージ写真

パースを作成し、チーム全員でインテリアイメージを共有

内装・什器・備品選定 イメージ写真

パースのイメージを基に、内装のサンプルを収集

内装・什器・備品選定 イメージ写真

おもてなしの作品展示パネルのモックアップを作成

内装・什器・備品選定 イメージ写真

什器選定のため、ショールームで椅子の試座と生地の確認

【6ヶ月目】工事監理・引越し

工事監理・引越し イメージ写真

パーティションと天井照明の墨出しの確認

工事監理・引越し イメージ写真

社内の中間検査

工事監理・引越し イメージ写真

おもてなしの格子棚を現地で組立

工事監理・引越し イメージ写真

グリーン達もお引っ越し。社員自ら植え替え

【NEXT STAGE】供用開始