より良い建物の『設備』
を目指して

久野 聖人 MASATO KUNO -機械設備-
名古屋事務所 設計室 2015年入社

久野 聖人

BEGINNING

「当たり前」の一人前に


年中夏季の国に旅行に行った際、その国では「建物の中を冷やすことがおもてなし」と聞いていましたが、体調を崩すくらい空調が効いており、これはおもてなしなんかじゃない、という何気ない実体験がきっかけで建築設備に興味を持ちました。
建物の設計は意匠が花形で人気がありますが、どんなにかっこいい建物を設計しても、快適な室内環境という「当たり前」がなければ、いい建物にはなりません。生活の中では気が付きにくいですが、そんな「当たり前」を実現するには設備が必要不可欠です。また近年では、省エネ技術、災害対策、感染対策など、設備設計者に求められる専門知識が多様化してきていることから、とても重要な役割を担っていることに今でも魅力を感じています。

久野 聖人
久野 聖人 久野 聖人

WORK

さまざまな建物との関わりを通じて


機械設備設計者として入社し、東京事務所で約5年間業務をした後、現在は名古屋事務所に所属しています。事務所、学校、病院など、徐々に大きな物件に携わってきました。中でも病院は、事務所ビルや学校などでは使用しない、命を守るための設備がたくさんあり、設備の重要度が高く、非常にやりがいを感じています。
また、現在は母校のアリーナの設計にも携わっています。競技スペースについては、気流に配慮した床輻射空調を提案するなど、大学で過ごした4年間を思い返しながら、大学関係者への恩返しと、後輩たちにより楽しいキャンパスライフを過ごしてもらえる手伝いができることに喜びを感じています。

久野 聖人

FUTURE

コミュニケーションの
大切さを伝えたい


長い設計期間の中で、お客様や意匠・構造・設備各担当者とたくさんの対話をしながら業務を行います。信頼関係を築くには、専門知識はもちろん必要ですが、世間話も必要です。入社後は、意匠、構造、設備それぞれに特化した知識を身に着けていくことになりますが、学生時代は特に、各分野だけの知識を取り入れるのではなく、多方面の分野の方とコミュニケーションをとって刺激を受けていただければと思います。

久野 聖人